7月15日 −音楽・武田節
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「武田節」
米山愛紫作詞・明本京静作曲/昭和36年
甲斐の山々 陽に映えて
われ出陣に うれいなし
おのおの馬は 飼いたるや
妻子(つまこ)につつが あらざるや
あらざるや
祖霊(それい)まします この山河
敵にふませて なるものか
人は石垣 人は城
情けは味方 仇(あだ)は敵
仇は敵
《詩吟》
疾如風(はやきことかぜのごとく)
徐如林(しずかなることはやしのごとく)
侵掠如火(しんりゃくすることひのごとく)
不動如山(うごかざることやまのごとし)
つつじケ崎の 月さやか
うたげを尽くせ 明日よりは
おのおの京を めざしつつ
雲と興(おこ)れや 武田武士
武田武士
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昭和30(1955)年、県社会教育主事の沢登初義が、誰もが唄える故郷の歌を作ることを願い、武田信玄をテーマにした歌詞を師範学校の先輩・米山愛紫に依頼。三橋美智也が唄ってたちまち評判になったそうです。
とくに、詩吟の部分(上記エンジ色)は、孫子の一節を信玄が引用した言葉としてあまりに有名です。全国的には風林火山として知られていますね。いまでもそうしたことがあるのかどうかは知らないのですが、意外と山梨県外の結婚式などで歌われる機会がおおいと聞いています。
こうした全国的にも親しまれている『武田節』をもっと多くの人に知ってもらおうと始まったのが、 武田節全国音楽祭
in やまなし ですね。初めての試みになりますが、第2の武田節誕生といってもいいでしょう。
【武田節】
■Feeling
Jazz Orchestra 活動日記・・・このサイトは山梨県甲府市を活動拠点にしているバンドのサイトです。 「2002年4月6日(Sun) 第1回 武田節FVC全国大会」のところに彼らが大会で演奏した『武田節スイング』がダウンロードできるようになってます。演奏しているところの画像もあって素敵ですよ。
『武田節スイング』(MP3ファイル 1.3MB ) ■武田節、Takeda
Bushi・・・ここに『武田節』の英語版の歌詞と音声データがあってびっくりです。「英語で唄ってみよう!」ということで、トップページからは実に35曲もの英語訳された日本の名曲があります。
『Takeda Bushi』(MP3ファイル 393KB)
おまけ
【信玄公祭り】
■蘇る戦国絵巻 信玄公祭り
・・・すでに今年の信玄公祭りは終了しましたが、公式サイトです。 ■信玄公祭り・・・今年度の信玄公祭りの様子がたくさんの写真でレポートされてます。夜、かがり火の中、行われる騎馬行列は圧巻で『日本一の武者祭り』だそうです。武田に関するお祭りのレポート一覧はこちらからどうぞ。
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